夫君
2009年 01月 14日身近なとこで、夫君がギターを弾きます。
私には馴染みのないサイケ畑の人で、ブルースとかファンクを好みます。
夫君がメタルギターをはじめたのは極最近で、1年と経っていないかもしれません。
なにせ筋金入りのメタルぎらいで、彼の前でメタルの"メ"の字すら語れる勇者はいなかったのです。
今でもロブ・ハルフォードを極度に恐れます。めたるごっず。
生理的な問題かと思います。
本人曰く、様式美(バロック調)のが大の苦手なんだそうで、あと、アニメ調のも震えるくらいきらいなんだそうです。
そして、メタルとは総じてそう言うものかと思っていて、"早弾き"と聴けば耳にフタしてたんだそうです。
ジャパメタで有名な方ともお友だちだったのに、メタルの話は一切しなかったと聞いて泡を吹きそうになりました。
なんてこと……。
そんなこんなで40歳目前にしてメタルにハマッた夫君ですが、私の中では彼は様式美ギタリストとしてリスペクトします。
ぶっ飛ばされそうですが、ブルースとかカントリーとかを踏まえたギターを弾ける、と言う意味での様式美です。
他にピンとくる表現が見当たらなくて……(汗
HR/HM方面じゃないと音のちがいがまったくわからない私なので、はじめたばかりでフェアじゃないけど、メタルギターでの感想を書きます。
夫君は非常に人間臭い、滑稽で味のあるメタルギターを弾きます。
そのせいで逆に失速気味ですが、表現力が素晴らしいと言う点であこがれのギタリストです。
「大切なのは技術じゃなくてソウル」
「ミステイクで語らなあかん」
「カスろうがトチろうが、ここぞ言うとこでキメたらな」
メタルで上記のことを実践して壁にぶち当たり、素直に方向転換した夫君の謙虚さ、素直さには頭が下がります。
「技術を身に付けてから言うことだった」と、10代顔負けの猛特訓に励んでます。
"こだわり"はしがみつくもんじゃないと教えてくれた、人生の先輩。
そんなこんなで、あこがれのギタリスト第二段は夫君でした。
by qp-queico
| 2009-01-14 21:57
| リスペク㌧